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13.「噫無情」概略

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ビクトル・ユーゴー 作  黒岩涙香 訳  トシ 口語訳

フランスのビクトル・ユーゴーの「レ・ミゼラブル」の翻訳小説

1902年(明治35年)10月8日から1903年(明治36年)8月22日まで新聞「萬朝報」に連載

登場人物は例によって日本名になっています。

「噫無情(ああむじょう)」は巌窟王と同じく黒岩涙香の最も知られた作品で「レ・ミゼラブル」が副題かと思われるほどです。

「噫無情」は私もそうでしたが、大抵の人は主人公が銀の皿、銀の燭台を盗む話だというくらいの事しか知らないのでは無いかと思われます。

黒岩涙香の作品の最後に掲載する積りでいましたが、思い直して、「噫無情」を読んで見ました。是は一時も早く掲載しなくてはと思いました。それくらい感動する話でした。

原文が難しい漢字や漢字の当て字を多く使っていること、旧仮名遣いなので、漢字の当て字は当て字で無い漢字に直し、難しい漢字はなるべく使わず、ひらがなに直しました。

難しい熟語は、読みづらいかも知れませんが、()と《》で文中に読みと意味を記しました。

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第十三作 「噫無情」 (扶桑堂刊より)(転載禁止)

噫無情 概略

 麪麭(ぱん)を一つ盗み5年の刑を言い渡され、牢に入れられた戎・瓦戎(ぢゃん・ばるぢゃん)は、その理不尽さから、何度も脱獄を企て、その結果、19年も監獄に閉じ込められる事に成った。刑期が明け、旅する途中で立ち寄った町で、食事と一夜の宿を求めようとするが、前科者だと知られ、食事も宿も断られ、進退に窮する。どうしようもなく野宿しようとすると、通りかかりの老婦人があそこは尋ねたかと一軒の家を指さす。
 どうせ断られるだろうと思ったが、一応訪ねて見ると、直ぐに受け入れて呉れた。彌里耳(みりえる)という教父の所だった。彌里耳教父は僧正という高い地位の教父だったが、収入は自分たちが食べる分だけを除いて、総て貧民救済に当て、住まいの広い住居も、貧民用の病院に提供し、自分たちは、貧民用の救済病院だった、狭い建物に住んでいた。
 唯、一つの贅沢品が銀の皿と銀の燭台だった。
 戎・瓦戎はこの銀の皿で夕飯を提供され、銀の燭台の灯りを提供された。
 泊めて貰った晩に銀の皿を盗んで逃亡するが、翌朝出会った憲兵に掴まって、彌里耳教父の所に連れて来られる。
 彌里耳教父は憲兵の問いに、銀の皿は与えたのだと言って、更になぜ銀の燭台を持って行かなかったのかと、銀の燭台も与え、戎・瓦戎(ぢゃん・ばるぢゃん)を助ける。

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13.1「噫無情1」(一)~(七十八)はここから目次1へ

13.2「噫無情2」(七十九)~(百五十二)はここから目次2へ



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