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6.「妾(わらわ)の罪」

since 2012 .12.12

第六作 「妾(わらわ)の罪」 (三友舎刊より)(転載禁止)

バアサ・エム・クレイ著  黒岩涙香 訳  トシ 口語訳

 古池侯爵家の一人娘、華藻嬢(妾(わらわ))は医師村上達雄に一目ぼれし、父親に反対されるのを恐れて、密かに夫婦約束をする。それを知らない古池侯爵は医師村上達雄に知り合いの娘洲崎嬢を結び付けようとする。
 華藻嬢はある闇夜の晩に村上達雄と駆け落ちをしようとして、村上を古池家の大きな池の端に誘う。村上達雄はちょっとしたはずみで池に落ちてしまい、華藻嬢は村上が溺れ死んだと思い、神経性の熱病に掛かって倒れてしまう。
 村上達雄が急に居なくなって、消息を探していた古池侯爵は村上が池に落ちたのではないかと言う情報を得て、池の水を抜いて捜すことにした。
 自分に殺人の疑いが掛かるのをおそれて華藻嬢は外国に逃げようとする。



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6.1「妾(わらわ)の罪」(一)~(六十二)はここから目次1へ

前半(第24回まで)はバアサ・エム・クレイの「取り付かれた人生」の翻案小説

1890年 都新聞に連載された。



2012年12月13日のブログより

 黒岩涙香の「妾(わらわ)の罪」を連載開始しました。
 黒岩涙香の作品の六作目の連載です。
 前半はバアサ・エム・クレイの「取り付かれた人生」の小説の翻案だということです。、後半は涙香自身の書き下ろしだと思われる。
 1890年 都新聞に連載された。

内容;
 前半は厳格な父を恐れた古池侯爵家の一人娘、華藻嬢(妾(わらわ))が一寸したはずみで秘密の夫婦になった若い医師村上達雄を古池に落としてしまい、殺人者になったと思い込み熱を出して寝込んでしまう。
 殺人の罪が恐ろしくなった華藻嬢はベルギーに逃げようとするが、従弟であり、父が華藻の婿にしようとしている古山男爵が追いついて来て、華藻が無意識のうちに洲崎嬢も池に落としたと言い出す。
 仕方がなく古山男爵とスペインに逃げることにしたが、その晩に誤ってランプを古山に投げつけてしまい、古山男爵は焼け死んでしまう。
 華藻嬢(妾(わらわ))はいずれも偶然の事故で人を死なせてしまったが、意図的な殺人だとして捕まり裁判に掛けられることになる。

 こんなことが起こったら、幾ら無罪を主張しても殺人者にされてしまうだろうなと怖くなる。
 明治時代に冤罪の可能性を警告した小説ではないかと思われる。
 流石は巌窟王の翻訳者黒岩涙香だと思う。

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